意外感 2010 5 15

 早く、「欧州不安」が収まり、安定してほしいと祈ります。
今回のギリシャの財政危機には、意外感があったと思います。
 ユーロ加盟国には、大国もあれば、小国もあります。
もし、小国で問題が発生すれば、即座に大国が助ける。
あるいは、欧州中央銀行が、すぐ対策に動く。
それが、多くの投資家にとってコンセンサスだったと思います。
 こうしたことは、投資家の勝手な思い込みと言われるかもしれませんが、
それがユーロに対する信頼感やブランドだったのです。
 ところが、今回、ギリシャの財政危機では、
大国も欧州中央銀行も、市場に促されるまで傍観しているような感じでした。
 ギリシャの首相は、投資家を非難していましたが、
投資家だって、大きな失望感を味わったと推定しています。
 これは、現代版の「ギリシャ悲劇」と言えるでしょう。
誰もが失意を感じたという点で、悲劇です。
 ユーロ加盟国には、助け合いの精神はなく、
都合のよい時に利用するだけなのか。
 そうならば、実に悲しい。
現在に生きるキリストの弟子たち。


























































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